ゴルフレッスン(アイアン編) - ゴルフの基本についてレッスン

初心者時代はミドルアイアンが最適

まず最初の頃はアイアンから練習しますよね。いきなりドライバーから始める人はそうはいないでしょう。 では、どの番手を使って練習すればいいのか悩むところです。 初心者時代はむやみやたらに、いろんなクラブを使用して練習するのはよくありません。 一本に絞って徹底的に練習しましょう。 その一本は、実はミドルアイアンが最適なのです。


というのは、長いクラブにも短いクラブにも、どちらにも適応しやすいからなのです。 よく思ってしまうのが、最初は短いクラブが良いのではないかということです。 初心者なのだから、当然長いクラブを当てることは困難なことになります。 そうすると、一番短いクラブから徐々に長くしていく練習法が良いようにも思えます。


それももちろん間違ってはいません。 ただ、成長のスピードの面を考慮すると、中間アイアンのほうが早く全てのクラブに慣れることができます。 まず、ほどよいロフト角で、丁度良い長さであるため、長短どちらのクラブへのシフトもつまずくことなくとっかかりやすいこと。 ウッドなどのロフト角がない長いクラブへ切り替える際も、 逆に短いクラブに対しても、その練習始めがスムーズに行えます。


例えばウエッジなどのクラブから練習してしまうと、ウエッジはクラブが極端に短く、ロフト角が大きいので球が上がって容易に打つことができます。 しかし、それは一種の勘違い状態でもあるのです。 クラブが長くなり、ロフト角が小さくなると極端に打てなくなります。 このウエッジからミドルアイアンの差が、初心者には大きな壁に思えて挫折しやすいのです。 なにせウエッジが良く打ててるのだから、ミドルへ切り替えた途端にまったく打てなくなればショックは大きいはずです。


しかし、最初からミドルを徹底的に練習さえすれば、ミドルからロングの切り替えはそこまで苦労することはありません。 ミドルからショートへの切り替えは、逆に打ちやすいイメージを覚えてモチベーション的にも良い状態になります。 初心者時代はいかにモチベーションを高くして練習できるのかが鍵となります。 そのため、一度打てる状態になっても他のクラブではまったく駄目というような事だけは避けなければいけないのです。


そうなると、中間的な存在のクラブが一番最適であるといえます。 ただ、この一本に慣れるまでが多少時間を要します。 ウエッジなどと比べると、期間的には何ヶ月かの差があるでしょう。


しかし、それさえ覚えれば、その後が非常に楽することができます。 人の性格にもよりますが、一本に集中して頑張って後を楽にするか、1本1本を地道に慣れさせるのか。 どちらが自分が向いてる練習方法かをまずは考えてみることです。 そこまで固執することなく、どちらでも良いというならば、私的にはミドルアイアンから始めることを強くお勧めします。


ミドルアイアンの中でも、7番あたりが良いでしょう。 私自身がそれで最初は練習したということもありますし、何よりコースでは必須のクラブです。 中間距離も出せますし、グリーン周りで転がすショットにも使います。さらに、トラブル時に低い弾道を打って回避させる場合などにもよく使われます。 ですので、この番手をまずは抑えておくことがゴルフ上達への一番の近道になることでしょう。

Golf Basic Lesson

ゴルフは難しい。そして奥が深すぎる。
「ただ当てればいいだけ」という安易な考えは一切通用しない。
人それぞれ色んな独自の手法、考えがあり、何が正解ということはない。
経験を通じて得た「私的ゴルフ理論」をお伝えしていきます。